内橋和久×吉田達也
super improvisation
超即興
 超絶変拍子ドラマー・吉田達也とエフェクトの魔術師・内橋和久、国内のみならず欧米で絶大な評価を得ている2人による「超即興デュオ」は それがすべて完全即興とはにわかには信じられないまさに「瞬間で作曲される」むしろ「超作曲」とも言える音楽である。そのサウンドは「即興」という言葉の難解なイメージとはかけ離れていて、ハードコア・プログレ・アンビエント・サーフ・メタル・ノイズ・エレクトロ等あらゆる「エクストリーム」な音楽をのみこんで瞬間で作曲される真の意味でのフュージョン・ミュージックだ。内橋と吉田は、タレ流しの即興を徹底的に拒絶し、容赦のない切り込みとイマジネイションに溢れた切り返し、そして一瞬もダレルことがないテンションで奔流のように音楽を生み出していく。二人の反射神経・創造性によって生み出されるサウンドの相乗作用がもたらすその強度、その速度はただごとではない。
11月26日(水) 江刺サイドbyサイド
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吉田達也 内橋和久
1961年生まれ。ドラマー・作曲家。実家は岩手名産「卵麺」で知られる吉田製麺。80年代初頭から音楽活動を始め、変拍子を多用した特異なドラミングでシーンを席巻する。あぶらだこ、YBO2、ゼニゲバ、戸川純バンド、菊池雅章Trash Trio等参加グループ多数。85年に結成したドラム&ベースデュオ「RUINS」での革新的な音楽性とサウンドで世界的な評価を得、多くのフォロワーも生む。90年代には高円寺百景、是巨人、ズビズバ、赤天等違うコンセプトに基づくバンドを多数結成。海外のミュージシャンとのコラボレーションも多く欧米ツアーやフェスティバルにも多数参加。国内外の様々なレーベルから100を超える作品を発表している。 1959年大阪生まれ。ウィーン在住、ギタリスト・作曲家。種々のエフェクツを駆使し、ソロやセッションでは多様でリリシズムに満ちた創意あふれる演奏を、独自のユニット「アルタードステイツ」ではパワーと独創性に満ちたギタープレイで、楽器と即興の可能性を無限大に拡げ続ける。国内外のユニークな音楽家を招いた日本でも唯一の音楽祭「FBI」を10年に渡り主宰。欧米諸国での公演も数多く、ヨーロッパ各地の音楽祭に招かれている。演劇の音楽も手がけ、劇団・維新派の音楽監督を長年に渡りつとめる。歌もののバッキングにも非凡な才能を発揮し「UA」のアルバムプロデュースや「くるり」のサポートなどもこなす。